「一体何をすればクラウドソーシングサイトで稼げるようになるの?」
「どんな行動をするとある程度の仕事が得られるようになるの?」
など、WEBライターを始めたものの、低単価案件ばかりでいつになったら軌道に乗るのか、疑心暗鬼になっている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、WEBライターを始めたばかりで、何をどうすれば良いのかわからない人へ向けて、クラウドソーシングサイトで稼ぐための基本的な考え方を紹介しています。
記事内容を確認いただければ、クラウドソーシングサイトで稼ぐための基本的な考え方がわかります。初心者の壁を突破して、稼げるWEBライターへの一歩を踏み出しましょう。
この記事でわかること
- クラウドソーシングサイトでの稼ぎ方
- 提案文のポイント
- アカウントを育てることについて
- クライアントワークの重要性
目次
初心者Webライターでも文字単価0.5円は死守
初心者のうちはつい控えめになってしまい、限りなく0円に近い案件を探してしまいがちですが、初心者でも遠慮なく文字単価0.5円以上の案件に提案しましょう。
その理由を2つのポイントにて説明します。
低単価を避けるべき理由
- 低単価搾取はモチベーションが続かない
- 品質に責任を持つため
低単価搾取はモチベーションが続かない
初心者だからといって遠慮することはありません。
最初から0.5円の案件に提案し続けましょう。
低単価案件はすぐにやる気が低下してしまいます。
丁寧なフィードバックをアピールポイントとして、タダ同然で記事を集めようとしているクライアントが存在します。
勉強ついでにと考えてしまいがちですが、徒労感が募るだけで意味がありません。
0.5円以上の案件でも役に立つマニュアルの共有や丁寧なフィードバックをくれるクライアントは存在します。
それなりのお金が発生する取引から大切なことを学びましょう。
品質に責任を持つため
低単価案件の場合、記事への責任が低くなってしまいがちです。
とりあえずこの程度でいいやと提出してしまいます。
とある会社で記事の校正を担当しているときに、低単価案件の品質の低さにさんざん悩まされました。
始めはやる気があっても、低単価ゆえに次第に質より量へシフトせざるを得なくなり、結果として低品質のまま納品するようになります。
クライアントもある程度の低品質は見越しているため、そのまま受け入れることが多いです。
スキルや品質への責任も身につかず、消耗するだけでWebライターをやめてしまうのは目に見えています。最初から低単価案件に触るのはやめておきましょう。
プロフィールと提案文の考え方
提案した案件が採用されるためには、提案文をある程度考える必要があります。今までの実績や属人性で案件を獲得したい場合は、プロフィールに力を入れます。
提案文とプロフィール作成について、それぞれに詳細を説明します。
提案文とプロフィール作成について
- 提案文はファーストビューがすべて
- プロフィールはアピールポイントをわかりやすく
提案文はファーストビューがすべて
応募・提案の際に添える提案文は最初に見えるファーストビューエリアが全てです。ここで、伝えたい全てを簡潔にまとめなければいけません。
今回の募集に対する自分の提案と力になれる根拠を一目でわかるレベルでまとめます。
ファーストビュー以下のスクロールしないと見えないエリアでは、興味を持ってくれたクライアントへのアピールゾーンです。
今までの実績を十分に記載しておくエリアと捉えましょう。
プロフィールでアピールしたいことがあれば、付け加えても良いです。
自分の来歴をファーストビューに持ってくる人もいますが、これは選ぶ側の要望と少しズレています。
クライアントは応募要項への答えが欲しい、ということを忘れないようにしましょう。
応募に添える提案文はあらかじめフォーマットを作成しておきます。
ランサーズやクラウドワークスにはよく使うテンプレートを保存できるようになっていますので、あらかじめ作成しておきましょう。
提案文の書き方について、詳細を紹介していますので、ぜひ合わせてご確認ください。
【例文あり】WEBライターの提案文には何を書けばいい?クライアントに刺さる提案文作成のポイント
プロフィールはアピールポイントをわかりやすく
プロフィールは基本的に、直接依頼できるフリーランスを探しているクライアントが見るものです。
また、提案文だけでなくプロフィールまで見るクライアントは、その人の実績や経歴など人となりが気になっています。
つまり、プロフィール閲覧の背景には、単に仕事をこなしてくれる人でなく、ビジネスパートナーとしての選定もある、ということです。
したがって、プロフィールには今までの実績やできることの他に来歴など、人となりがイメージできる内容に仕上げておいた方が良いです。
稀にアイコンなしの人がいますが、アイコンがないだけで選ばれにくくなるため、何かしらの画像は入れておきましょう。
画像は自分の顔のイラストか、宣材写真がベストです。
クラウドソーシングはアカウントが命
クラウドソーシングサイトでの受注は、アカウントが強いと選ばれやすくなります。
受注50〜100までは無傷のアカウントを目指して、仕事をしましょう。
アカウントの育て方
- まずは実績50とクライアントの満足度100%
- クラウドソーシングサイトはできるだけ絞る
まずは実績50とクライアントの満足度100%
まずは採算度外視で案件を50回こなして、クライアントの満足度と完了率100%を目指します。
もし達成できなければやり直すくらいの気持ちが必要です。
クラウドソーシングは、実績の件数がRPGのレベルのように表示されます。
その他、完了率や満足度など仕事の質を表す数字も同じく一目でわかるように公開されます。
つまり、数字がよければ選ばれやすくなり、思わしくなければ選考から漏れる可能性が高くなる、というわけです。
ランサーズやクラウドワークスには認定ランサーやProワーカーなどの称号がありますが、それよりも無傷のアカウントの方が強いです。
クラウドソーシングサイトはできるだけ絞る
アカウントを育てることを第一に考えるため、利用するクラウドソーシングサイトは一つにしぼりたいところです。
現状、案件の多さから考えて、クラウドワークスかランサーズの二者択一となるでしょう。
クライアントもランサーズとクラウドワークスを掛け持ちで使っているところが多いため、どちらかに案件が偏っていることはなさそうです。
まずは、使いやすいサイトにてリソースを集中投下しましょう。
質の高いクライアントワークを実践する
WEBライターの仕事を継続して拡大していくには、クライアントワークの理解は欠かせません。
質の高いクライアントワークをし続けることによって、継続案件のみで仕事を拡大できるようになります。
クライアントワークの基本的な考え方を2つのポイントにて説明します。
クライアントワークの基本的な考え方
- クライアントの募集背景を推察する
- 適度な気遣いで先回りする
クライアントの募集背景を推察
クライアントは、記事の大量作成、コラム、商標記事など何かの目的を持って依頼しています。
依頼文を見て何のための依頼なのか、把握しましょう。
正しく把握できればピンポイントな提案ができます。
基本的に制作会社が依頼する場合、質より量とスピードであることが多いです。
一般企業の直接依頼の場合は、量より質にこだわりがあり、文字単価も高めです。
背景をより知りたい場合、質問してみましょう。自分ができることをピンポイントに提案できれば、当選確率が上がります。
差し出がましくない範囲でクライアントの期待以上の動きができれば、高い確率で継続案件を確保できます。
適度な気遣いで先回りする
ほんの些細なことですが、WordPressの入稿や装飾、グラフ作成やサムネの提案など、微妙に手間がかかる作業を買って出ると、多くのクライアントは喜びます。
サイト設計やKW選定など、いきなり踏み込んだ提案をすると大抵のクライアントは反応が渋いですが、手間作業は別です。
余計な気遣いと嬉しい気遣いの線引きは難しいですが、自分がサイト運営者の立場だったら何をされると嬉しいか、ということを考えて動いてみましょう。
最初は無料で買って出た作業も、次からは手間賃を出してくれるケースが多いです。
ほぼ継続案件に繋がるため、やっておいて損はありません。
期日前納品にこそ価値がある
クライアントは品質と同等、もしくはそれ以上に納期までの納品を気にしています。1日、2日前倒しで納品するフリーランスのことはかなり印象に残るでしょう。
WEBライターの納品は期日前が基本です。
その理由を2つのポイントにて説明します。
期日を最優先する理由と気遣い
- クライアントは品質よりも期日優先
- 進捗状況の細かい報告
クライアントは品質よりも期日優先
クライアントは品質よりも納期に重きをおきます。
提案を採用するときも、信頼できそうな人か?という点が重要ポイントです。
品質も大事ですが、途中で行方不明にならず期日前に納品してくれるほうがより重要です。
期日に余裕があれば少々品質に問題があってもカバーできますが、ギリギリに提出されると間に合いません。
クライアントは、万が一を見越してある程度前倒しで納期を設定しますが、それでも納期前に提出してもらえるとかなり安心です。
期日前納品は継続案件を獲得するための前提条件と考えておきましょう。
進捗状況の細かい報告
文字数が多い案件や、副業のため完成に時間がかかる場合は、適宜進捗状況を報告しましょう。
クライアントはどこまで進んでいるのか、把握できるだけでもかなり安心です。
募集する側になるとわかりますが、進捗状況を報告するライターはほとんどいません。
細かい報告をするだけで、他のライターとの差別化ができ、継続案件が簡単にとれるようになります。
基本的に文字単価は上がりにくい
何度か案件を継続して受けている段階で単価交渉をしても、基本的に文字単価は上がらないと認識しておきましょう。
仮に上がることがあっても良くて0.5円程度です。
クライアントは予算ありきでライターへ外注しているため、文字単価を上げにくい現実があります。
誰かの文字単価を上げる時は、誰かの文字単価を下げなければいけません。
文字単価が低いと感じ始めたら、新案件のリソース確保のために自分から終わりにしてしまいましょう。
報酬を上げるためには、低単価案件の見切りも大切です。
クライアントと交渉する時は、文字単価よりも記事本数の方が話が通りやすいです。
可能な限り即納していれば、自然と記事本数は上がってきます。
まとめ
基本的なクラウドソーシングサイトの戦い方は、質の高いクライアントワークをきめ細かに実践しつつ、最強のアカウントを育てることにあります。
突き詰めていけば、クラウドソーシングサイトの勘所はクライアントワークに尽きると言っても過言ではありません。
一目でわかる提案文とプロフィールを作り上げて、クライアントの募集背景にピンポイントにリーチする提案を続けましょう。
続ければ続けるほど確かな手応えを得られます。